日本に帰って来て感じたこと
✴︎この記事は今からちょうど一年前、留学先のモントリオールから帰国した時に殴り書きした記事です。なぜか下書きに残っていたので、今更ながら投稿させていただきます。
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皆さんお久しぶりです。
つい1週間と少し前にモントリオールから日本に帰国しました。
約1年ぶりに改めて見る母国には色々と感じさせられるものがあり、文字にして残しておこうと思ったのですが、海外との文化や空気感の違いなどの目には見えない部分、またシンプルな物理的な日常のテクノロジー差など、色々と書きたいことがありすこし量が多くなってしまいそうなので何回かに分けて書き残していこうと思います。
ではまず第一回目、目に見えない部分について書きます。
まず僕が日本(羽田空港)についてはじめに思ったのは、「怖い」です。
当たり前ではありますが、普段見ることのなかった日本人が自分の周りに溢れかえっているのがすごく怖かったのです。
自分の周りに日本人が溢れているだけでなぜこの「怖い」という感情がでてきたのか疑問に思い、空港の乗り換え時間の間ずっと考えていた結果一つの結論を出すことができました。
それは「日本人の間の独特な空気感」によるものでした。
留学帰りの人や、帰国子女の人たちが日本は息苦しいと良く言うのはこの空気感からきているものだと思います。
少しオブラートに包んだ言い方をしましたが、つまりは日本人は他人のことにとやかく口を挟むことが多かったり、周りの目を気にせずには生きづらいような厚い文化や社会が作り上げているように思います。
どういうことか論理的に説明しようとしてもなかなか難しいので、SNSで世界的にトップクラスで流行り続けているInstagramを例にあげると、
日本人は海外の人たちに比べ圧倒的に自撮り写真や自分の写真を投稿しません。
自分の写真をあげると「痛い」、「ナルシスト」と叩かれます。
日本人だとそれなりの容姿があったりキャラクターができあがっていない限りなかなか他人の批判の目を逃れることは難しいです。
また、ある日本人の友達とたまたま帰り道が一緒で、一緒に歩いているときに、少しだけ汚れのついたスニーカーを眺め、「こんなスニーカー日本の大学に履いていけないわ。」と言っていたことがありました。
皆がきちんとした服装を身に着けるのが当たり前になっていて、だらしない格好で行くと変な目で見られるみたいです。
SNSで自分の写真をたくさんあげると「自分のこと好きすぎて痛い」と言われ、大学に綺麗な服装で行かないと「だらしない」と言われる。
こんな日常では息苦しく感じるのもよくわかります。
僕が住んでいたモントリオールという街ではそのようなことはほぼなかったですが、
これは人々が周りのことを気にせず生きているというより、こうあるべきというステレオタイプがなく、全員が皆のスタイルを尊重して生きるという文化があるからだというほうが正しい気がします。
どんな格好、スタイルで外にでようと誰にも批判される心配がない。
このような社会があるおかげで、全員が無駄なストレスなしに自分流の人生を歩めているのだと僕は思いました。