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思索雑記

思った事とか価値観、よく分からないこともなんでも書く雑記。

本屋で自分を見つける

昔から本屋が好きで、バイト帰りや、友達と飲みにいった後、大学の空きコマなんかに別に目当ての本があるわけでもないのに、ふと立ち寄ってしまうことがある。

 

本屋に入るといつも、特にあてもなく、気になった本棚と本棚の間から、棚に並べられた本を一通り見渡しながら、いろんなジャンルの本をただ眺め歩く。

そうしていると何回か、ふと一冊の本に目が止まって、

「なんか、読みたいなあ」ってなる瞬間がある。

 

この現象は本に限らないことだけど、街にある広告だったり、テレビ番組であったりとそういったものは、人間の注意を敢えて惹きつけようと誇張して作られているもの以外は、自分が本能的に見たいものしか見えないようになってて、本屋でも、曖昧としていた価値観が言語化されていたものや、今抱えている悩みであったりと、そういう自分自身との共通点が感じ取れるものにしか目が止まらないようになっているのだと思う。

 

本屋の面白いところはこの部分で、乱雑に並べられた数多のジャンルから自分の嗜好や興味、思想などとの共通点を無意識に感じとり、神経が反応して目が止まってしまうという部分であり、今まで触れてこなかった興味のそそるジャンルの本が見つかったり、自分がその時抱えている悩みを解決してくれそうな本に目が止まったりと、自分でも把握できていなかった自分の内側のことにとても分かりやすい形で気づかせてくれたりする。

 

「自分は今こういう部分に悩んでいて、こういうものに興味があるのかもしれないなあ」

というようなことが簡単に発見できるのだ。

 

それに、目に止まった本は面白いことが多くて、その時の自分を助けてくれたりもする。

 

 自分を見失いそうになった時は、とりあえずうまい飯食って、帰りに本屋に寄ってみるのもいいと思う。

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