「新卒ブランド」という言葉への疑問
将来何をして生きていくべきか、真剣に考え始めてもう1年半くらい経ちます。
4ヶ月前に20歳になって余計に将来の事について考えることが多くなってきました。
モントリオールに来てから、「今は高校(大学)を卒業して、将来なにをするか考える休み期間なんだ!」という子が多くてびっくりさせられます。
海外では、高校を卒業した後に長期の休みがあったり、大学を卒業したあとにすぐに就職することなく、「したいこと探し」をすることが少なくないようです。
私たちの国、日本ではどうでしょう。
日本では、小学校6年間、中学校3年間、高校3年間、大学、専門2、4、6年間という教育システムがあり、基本的に4月に入学し3月に卒業という形がとられています。
そして大学生後半になると、間もなく「就職活動」というものをするのが一般的です。
長い長い就活が終わると、大学を卒業し休む暇なく就職。
「大学を卒業した後に将来のことをゆっくり考える時間をとり、その後に就活してもいいのではないか。」
そう思う人がいると思いますが、(海外では主流だったりします)それがなかなかしにくい現状があります。
というのも日本には「新卒ブランド」というものがあって、企業側も、新卒以外は募集をかけないというところが少なくなかったりするからです。
しがらみなく将来のことを考えられる時間は、就活が終わってから卒業までの期間くらいではないでしょうか。
このように、日本ではびっくりするくらいレールががっちり固められています。(見方を変えると、すごく幸せな事ではありますが。)
全ての教育課程で表面上の「無駄」が省かれ、課程が終わると休む暇なく社会に放り出される。
「そんなレールから抜け出したい!」
そう思う人もいるでしょう。
しかし、これも誰にとっても簡単ではないというのが現状。一度レールから外れた人は、社会からの目は冷たかったりします。
「新卒ブランド」
という言葉がそれを表してると思いませんか?
ほとんどの学生が、前述の教育課程通りに学校を卒業してしまうために、一度レールから外れた人(学校を中退、休学したり、学校を卒業しても就職していない人等)は周りから変な目で見られてしまうのではないか、就職しにくくなるのではないだろうか、そんなリスクをとるよりも「普通」に(普通の教育課程に従って)生きた方が良いのではないか、という心理的なものが働いてしまうのではないかと思うのです。
もちろんそれでいい人はそれでいいのです。
でも、したいことがあったり、自分の将来のことを考える時間や経験が欲しいけれど先述のような理由でできていない人は、本当にそれでいいのでしょうか。
今自分の意思を無視して周りに流されていると、もし就職したときに満足のいかない仕事をする事になっても周りに流されて何十年とその仕事をすることになるかもしれません。
何が正解なのかは分からないのですが、僕の場合周りに流されやすい性格なので、そうなる気がしました。
今のうちに自分の意思で行動するクセをつけておかないとなあってほんとに思います。
皆さんはどう思いますか?
この記事を読んでくださった人で、「俺、私はこう思う!!」ってのがあったら是非コメントお願いします。
色んな人の価値観とか意見とか知りたいなあって思うので。
今回は思ってることを殴り書きしたため、話がごちゃごちゃになってしまいましたが、最後まで読んで頂き、ほんとにありがとうございます。
次回は、今回の記事に書いたことも含めて、自分なりに出した結論、「これからしていきたいこと」について書こうと思います。(多分)
ではまた次回の記事で。