初めて日本から出てみて、
皆さんお元気ですか?
モントリオールは10月にしてすでに日本の真冬くらいの寒さになり、私は行きつけのコアワーキングスペースのカフェで暖房の熱さに耐えながらこの記事を書いています。
早くもモントリオールにきて半年と少しが経ち、最近ふと思い出したことがあります。
私がカナダに来る前、知り合いやバイト先のお客さんによく、
「留学なんて行く前に日本の良さをもっと知りたったほうがいい。」とか、「海外を美化しすぎているんじゃない?」などと言われたことです。
確かに最近日本人は、みんなが好きなように生き、よりストレスフリーな社会を生きているような偏見のある海外特に北米などを美化しているのかもしれませんが、私は決してこれらの言葉に頷くことができませんでした。
というより、日本の良さを知るために日本で人生経験をもっと積んだ方がいいという考え方自体に賛同することができなかったんです。
そもそも自分の中で当たり前になっているものの良さや普段見えない部分っていうのは、自分の中で当たり前じゃなくなってからやっと見えるようになるものなのではないかと、
要するに、日本に住み続けるのではなくて、海外に行き日本の生活が当たりまえじゃなくなることによってより日本の良さ、住んでいるだけではなかなか見つけられない部分というものが見えてくるのだと思うんです。
実際にカナダに来ると、24時間営業のコンビニ、ワンコイン以下で食べられる牛丼チェーン、店員の素晴らしい接客態度、街の綺麗さなど、日本での当たり前はありません。
それにもちろんですが、海外で生活することによって気づくことができるのは決して日本のよさだけではありません。
日本にはあって海外にはないもの。
海外にはあって日本にはないもの。
生まれ育った環境をはなれ、そういうものを身を以て経験し、視野を広げることはその先の人生をより幸せに生きていくためのヒントになる気がします。
生まれ育った環境を飛び出そうとしている人に対して批判の言葉をあびせ、日本への愛をそれほど見せられても私の頭に浮かぶのはまるで地元からなかなか身を出そうとせず「地元最高!!」と雄たけびをあげる地元Loverだけです。
要するに他人の批判はやめましょう。一回海外に行って住んでみましょう。その先の人生を変えるかけがえのないきっかけになりうると思いますという記事でした。
というわけで私は今から家に帰って晩御飯でもたべて寝ようと思います。
ではまた次の記事で。